みなさん、こんにちは! 今回は、自然素材の代表格である「麻」と「リネン」について、その特徴や違いをわかりやすくお伝えします。
これからの季節にぴったりな素材ですので、ぜひ参考にしてみてくださいみてくださいね!
麻・リネンとは?
まず、麻とリネンの基本的な説明から始めましょう。 麻とリネンはともに植物性の繊維素材であり、古くから人々に愛されてきた素材です。
それぞれの特徴や使用方法には微妙な違いがありますありますので、しっかりと見ていきましょう。
【麻の特徴と魅力】
麻は、アサ科の植物から繊維が取れます。その最大の特徴は、丈夫で耐久性が高いこと。また、通気性にも優れているため、夏場には涼しく、湿気の多い季節は、麻は繊維が粗くてしなやかなので、シワになりにくいという性質があります。
また、麻の色合いはナチュラルで、独特の風合いがあります。
【リネンの特徴と魅力】
リネンは、亜麻植物の茎から得られる繊維で作られます。麻と同じくらいの耐久性がありますが、やや柔らかな質感が特徴です。麻と同様に通気性が高く、夏に涼しく着ることができます。さらに、リネンは吸湿性にも優れており、肌に優しい素材としても知られています。
また、リネンは麻よりも細かい繊維からできるため、薄い表面が特徴的です。そのため、高級感や上品さも演出することができます。
【違いを比較してみよう】
麻とリネンは似ているようで違いがありますね。主な違いを簡単にまとめてみましょう。
- 質感:麻は粗くてしなやか、リネンは柔らかで滑らか。
- 通気性:どちらも通気性が高いが、麻の方が優れている。
- 吸湿性:リネンの方が優れています。
- 素材感:麻はナチュラルでカジュアル、リネンは上品で高級感があります。
- シワになりにくい:麻の方がシワになりにくい。
麻とリネンの歴史について
麻とリネンの歴史についてお話します。これらの自然繊維は古代から人々に愛され、文化や産業に大きな影響を与えてきました。リネンの物語を紐解いていきましょう。
<麻の栄光と古代文明>
麻は紀元前1万年頃から中国で栽培され、古代文明の中で重要な役割を迎えました。 エジプトのファラオや中国の皇帝などが身にまとう繊維として麻が使われてきたのです古代エジプトでは、麻の繊維を使って壮麗な帆や高品質の衣料品を製造し、貿易の中心として注目を集めていました。
<麻の旅: アジアからヨーロッパへ>
麻はアジアからヨーロッパまで広がりました。麻が広く使用されており、その耐久性と涼しげな見た目が高く評価されておりました。
<リネンの息吹: ヨーロッパでの栄光>
一方、リネンは麻よりもやや後の時期にヨーロッパで栽培始めました。 フランス、ベルギー、オランダなどのリネンの主要な生産地となり、中世からルネサンス期にかけて栄えました。リネンは柔らかく、吸湿性に優れており、高貴な家庭や教会の装飾品、衣料品に広く用いられました。
<現代の麻とリネン>
現代では、麻とリネンが使える環境への優位性が再評価されています。 麻は農薬を使わずに栽培でき、地球に優しい素材として注目を集めています。 リネンも再び高級素材としての地位を用意しており、快適な夏服や家庭用品として人々に愛されています。
麻とリネンの取り扱い方法と注意点
両素材とも植物由来で、環境に優しいだけでなく、通気性に優れ、通気性も良いという魅力がありますが取り扱いには少し気を配る必要があります。
これから素材を活用したい方や既にお手元にある方に、長く愛用するためのヒントをお伝えします。
▶️洗濯方法
麻とリネンの洗濯は、優しい手洗いがおすすめです。 洗濯機を使う場合は、必ず弱い洗濯サイクルを選択し、洗濯ネットに入れて洗うことを忘れずに。酸性洗剤や漂白剤のような強い洗剤は生地を痛める恐れがあるので避けて下さいね。
▶️乾燥方法
麻とリネンは乾燥機での乾燥を避け、日陰で自然乾燥させることがベストです。 強い日差しで色あせする可能性があるため、風通しの良い場所で干すことを心掛けましょう。
▶️アイロン掛け
アイロンをかける際は、中温から高温の設定であて布をかけながら行いましょう。高温で直接素材をアイロンをかけると、日焼けやシワが残る恐れがありますので要注意です。
▶️しわについて
麻とリネンは、柔軟性があるのでしわになりやすい特性を持っています。使い終わった後は、畳んで保管するか、風通しの良い場所でハンガーなどで保管するとしわが軽減されます。
▶️保管方法
麻とリネンは湿気が嫌いですので、念のため保管の際は乾燥剤を一緒に入れて湿気対策しましょう。また、日光や高温の場所を避ける、風の良い通しクローゼットに保管することをオススメします。
自然素材の麻とリネンは、使い込むほど味が出てくる魅力的な素材です。 長く愛用するためには、優しい手洗いやアイロン掛け、乾燥方法に気を配ることが大切ですね。
麻やリネンに向いているアイテム
⚫︎麻のシャツ
通気性が抜群で、湿気を逃してくれるので、暑い夏にピッタリの素材です。 麻のシャツは、涼やかで上品な印象を与えてくれるので、オフィスからカジュアルな日常までしっかりシーンで活躍してくれます。自然な風合いが、おしゃれな大人の雰囲気を演出してくれることでしょう。
⚫︎リネンのワンピース
リネンは柔らかく優しい雰囲気が特徴で、素材自体が美しいを風合い持っています。 リネンのワンピースは、女性らしさと自然な優雅さを同時に表現できるアイテムです。 春から夏にかけての季節に、心地よいリネンのワンピースで優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
⚫︎麻とリネンの混合紡素材のバッグ
麻とリネンを混ぜることで、両素材の特性をうまく融合させたバッグは、持続可能なファッションを楽しみたい方におすすめです。
⚫︎リネンの寝具
自然素材の寝具は、心地よい眠りをサポートしてくれます。 リネンのシーツや枕カバーは、吸湿性に優れているため、汗をかきやすい夏の夜も快適に過ごすことができます。また、洗練されたデザインが、寝室の雰囲気を一段と選んでくれます。
麻とリネンの魅力あふれるアイテムを紹介しましたが、これらはすべて自然素材のため、一点一点風合いや味わいがあります。それぞれのアイテムが持つ独自の魅力を、心ゆくまで楽しんでください。恵みに溢れるアイテムを身につけることで、より地球に優しいファッションを楽しむことができます。ぜひ、麻とリネンの素材の魅力に触れてみてくださいね!
リネン生地〜🎵
皆から長く愛されてますね。そこで今回の記事は、リネンの特徴・魅力などについて、ご紹介していきたいなと思います💓
麻(リネン)とは?
リネンってどういう歴史があるのか?調べてみました。
麻の中でも「リネン」は最古の繊維と考えられ、紀元前8000年には世界文明の発祥の地、チグリス・ユーフラテス川(南東トルコの山岳地帯から南に流れる川)に自生していたと言われています。
紀元前約1万年前の新石器時代の遺跡や紀元前の古代エジプトのミイラから亜麻(リネン)の生地が発見されています。古代エジプトでは、リネン製のカラシリスと呼ばれる巻衣が、「神に許されたもの」として、神官の衣服や神事に用いられていたことが、歴史学者によって解き明かされています。古代エジプトでは、リネンは 「Woven Moonlight(月光で織られた生地)」と呼ばれ、広く神事や一般衣料としても使用されていました。日本に初めてリネンが認知されたのは、明治時代とされています。明治維新の立役者でもある、榎本武楊が、1874年に公使の赴任先であったロシアからリネンの種子を日本に送ったことがきっかけとなります。そして、その種子を札幌の屯田兵に栽培させたとの記録が残されています。
その後、内務省技師・吉田健作が留学先のフランスでリネンの紡績を学び、1881年に帰国後、リネン紡績の重要性を唱えました。これにより、1884年に、リネン紡績会社が設立されました。
第二次世界大戦では、日本でのリネン栽培が最盛期となり、北海道の十勝地方を中心に広大な土地での栽培が行われていました。当時は戦時中ともあり、軍事用として使用されていましたが、戦後は現在のように、衣料用からホームリネン、資材などの使用に展開されていきます。私たちの身近な生活にはもちろん、世界中の一流のホテルや皇室などのテーブルリネンやホームリネンとして採用されています。生地工場とアパレルをつなげるBtoBプラットフォームtunageru(ツナゲル)のホームページから抜粋しました。
麻(リネン)の特徴
私にとって、夏のイメージがかなり強いリネン〜💓
リネンの特徴も調べてみました。
- 抜群の吸水性
- 丈夫で長持ち
- 汚れがついても落ちやすい
- 使うほど肌に馴染み、変化を楽しむリネン
- 通気性・保温性に優れ、通年適した素材
抜群の吸水性
麻生地はコットン等の他の天然繊維と比べ、吸水力や発散性にとても優れた素材。汗ばむ季節はさらっと快適に、肌に密着せず、やさしい爽やかな肌触りを実感いただけます。
丈夫で長持ち
しっかりした繊維でできているリネンは、腰が強く耐久性にも優秀。濡れると強さが一層増し、繰り返しのお洗濯にも強く、丈夫で長持ちします。
汚れがついても落ちやすい
リネンの繊維に含まれるペクチンには汚れを染み込みにくくする性質があるため、繊維自体に天然の抗菌性があると言われています。汚れがついても落ちやすくまた繊維の毛羽が付着しにくいことから衛生的でファッションアイテムをはじめ、キッチンクロスやインテリアファブリックなど幅広く愛用されています。
使うほど肌に馴染み、変化を楽しむリネン
リネンは独特ななめらかさと優雅な光沢感があり、触れてもチクチクせず、ソフトな肌触りが特徴です。腰が強く丈夫な繊維でもあるため、長持ちで使うほどに風合いが増し、くったりと肌に馴染んでいきます。
通気性・保温性に優れ、通年適した素材
リネンの繊維は中が空洞に空気が含まれているため、寒い冬は体温で暖まった空気が体を暖かく包み込み、汗ばむ季節は上手に水分を逃がしサラッとした肌触りで過ごすことができます。通気性と保温をバランス良く保ち、一年中快適にお使いいただけます。
生地の森のサイトから抜粋させて貰いました。
抜粋URL:リネンのある暮らし
夏のイメージが強いリネンでしたが保温性もあり冬ものにも使える万能素材なんですね~♪
麻(リネン)取り扱い上の注意
リネン生地の取り扱いも一緒に調べてみました。
麻やリネンは水に濡れると強度が約60%ほど高くなるため、
洗濯機で強めに洗っても大丈夫です。
しかし、温度の高い水で洗濯してしまうと繊維が縮むので、
水か30度以下のぬるま湯で洗いましょう。
洗剤はおしゃれ着洗いの中性洗剤がおすすめです。
脱水はしないで軽く絞る程度にしてください。
干す時は直射日光に当てると色あせしやすいので、
日陰で風に当てるようにして干してくださいね。
完全に乾くまで干しておくと、自然なリネンらしいくたっとした風合いが出てきます。
また、生乾きの状態の時にアイロンがけをすると、シャキッとしたシャツになります。
アイロンは、シワを伸ばす目的のほかにも殺菌の役割もありますので、
絵表示のアイロン温度を参考にして、テカリ防止のために当て布のをして、
アイロンがけをしましょう。LO CO MODEさんの記事を抜粋しました。
詳細URL:リネン・麻ってどんな素材?特徴とお手入れ方法を徹底解説
アイロンをかけると、殺菌効果まであるんですね~🎵
生乾きの状態でアイロンをかけるとOK〜★
仕立てるのに向いているアイテム
リネンって様々な用途で使われているんですね。「リネン文化」っていう言葉があるそうです。一部ですがリネンの特徴を活かす事ができるアイテムをご紹介します。
風合いを活かしたファッション衣服から、吸湿性・撥水性に富んだパジャマまで幅広くオススメです。
こちらは弊社のお客様ご制作、リネン生地を使用したポーチと巾着です。リネン生地は軽くて丈夫なのでバッグにも適しています。色はその素材感を出すためにナチュラル系が多くなっています。
上品な雰囲気がとても素敵です~♡
寝具(シーツ、枕カバーなど)
肌ざわりがよいのと、速乾性で、1年を通して着こなせます。
「その他にも寝具(シーツや枕カバー)、カーテンなどにもおすすめです」
汚れも落ちやすく、とても頑丈なので、エプロンやランチョンマット・に最適です。
カーテン
夏は、涼しく、冬は部屋の熱を外へ逃がさないです。
生地のMでもリネンを販売してます。
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